長寿祝いをしましょう

日本人の平均寿命は女性86歳、男性80歳、還暦が過ぎても古希、喜寿、卒寿と続きます。

還暦(60歳)とは

正しくは、数え年の61歳をいいます。数え年とは、生まれた日に1歳となり、正月を迎えるたびに1歳を加える年の数え方です。生まれた時は、ゼロ歳とする満年齢の数え方より、最大2歳早まります。
現在は満年齢60歳の誕生日を還暦としています。何故還暦というかというと、干支(えと)が再び元に戻るからです。例えば、2016年は丙申(ひのえさる)ですが60年前の1956年も丙申(ひのえさる)でした。
それで、赤ん坊に戻ったとして、赤のチャンチャンコを着ます。還暦祝いに赤いものを記念品にするのはそこから来ています。

古希(70歳)

西暦八世紀唐(現在の中国)の詩人杜甫(とほ)の詩「人生70年古来稀なり」に由来します。当時は、70歳まで生きる人は本当に稀(まれ)だったのでしょう。
現在の日本人の平均寿命は伸びに伸びて、女性の半分は90歳以上まで存命です。90歳は卒寿(そつじゅ 卒の略字は九と十と書くから)です。
その前に88歳の米寿(べいじゅ 十に八十八と書くからです)、80歳の傘寿(さんじゅ 傘の略字は八と十と読めるので)、77歳の喜寿(きじゅ 喜の草書体は、七十七に読めるため)があります。

長寿祝いができるのは、幸せの証拠

幸せとは、福・禄・壽がそろうこととされています。福は親・兄弟・家族に恵まれること、禄は資産があること、そして寿は長生きで元気なことです。
長寿祝いをアレンジするのはやっぱり家族で、子供一同、孫一同で記念品を用意するようです。その他、教え子がする恩師の長寿祝い、定年を迎えた同僚がする元上司の長寿祝いも素晴らしいです。

長寿祝いとは

年を取るほどに好みは固定化し、こだわりが強くなってきます。従って、あまり奇を衒う記念品は避けましょう。食べることは生きている限り必要なことですから、宴席を設けるのが一番いいようです。
そして、その場で、本人のお気に入りのものを贈りましょう。そのような場がセットされるだけで、十分に満足するはずです。

関連する記事

  « 前の記事: を読む